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お客様へのメルマガをご紹介。。。インクルーシブ教育と小学校の設置事例!

2023.12.04 昇降機コラム

『インクルーシブ教育と小学校の設置事例!』

移動の難しい児童が授業に参加できている、ついていけているという実感・達成感を持って充実した時間を過ごせるように!インクルーシブ教育のお手伝いになれるよう・・・体育館のステージに段差解消機の設置事例です。

こんにちは!
気候の安定しない日々が続いていますが、皆さまはどのようにお過ごしですか?
気温が上下すると疲れも取れにくい気がしますが、振り回されずに春の陽気を楽しみたいものですね。

さて、バリアフリー化は、誰もが安心して生活できる社会を作るために必要なことですが、小さな社会を形成している「学校」においてもニーズは高まっています。

階段を上ることが困難な生徒・児童にとって、建物内での移動は大きな課題となります。それを解決するのが福祉機器の役割です!

今月のメルマガは、「みんなと一緒に参加するための解決策とは?インクルーシブ教育のお手伝いとして」と題して、小学校での設置事例を2つご紹介します。

(学校の名前は架空のものです)

【ステージに上がって、みんなと一緒に活動できるように】

はじめにご紹介するクロッカス小学校は、十勝管内にある小学校です。
十勝管内では3番目に児童数が多い学校で、全学年合わせて600名ほどのお子さんが通っています。

クロッカス小学校は、エレベーター、玄関スロープなど、バリアフリー化がほぼ実現しているのですが、唯一体育館のステージへ登壇する設備がない状況でした。
音楽発表会や集会のレクリエーションなど、特別な機会には児童さんが登壇することも多いステージ。クロッカス小学校では、そのような学校行事の際に登壇できない児童さんがいらっしゃり、設置のご相談を受けました。

本来、ステージは児童さんが毎日上がる場所ではありません。
そのため、登壇の際は先生方が数名で車いすを持ち上げるという合理的配慮を行なっている学校もあります。

しかし、クロッカス小学校に通う児童さんは難病を患っており、わずかな衝撃でも骨折するリスクがあるそうです。車いすを持ち上げる時にケガする危険があるため、安全な移動方法として昇降機を希望するに至ったとのことでした。

クロッカス小学校の思いは、教育委員会を通して弊社に届きました。教育委員会は、ある条件を満たす昇降機を探している時に、弊社のHPを見つけてくださったようです。

ある条件とは、

「必要な時だけセットして、不要な時は収納可能なこと」
(そしてなるべくなら)「春休み中に設置できること」

常に体育館内にあると、一般の児童さんが運動中に衝突してケガにつながる可能性があります。

さらに事業者目線で言わせていただくと、常時設置の機器は移動式と比べると工事や確認申請取得に時間がかかってしまいます。

「新年度に間に合うようにつけたい」というご要望には、これしかない!というほど移動式の機器がぴったりでした。
というわけで、

・キャスター付きで移動が簡単
・体育館やホールの段差に合わせて高さを調節できる
車椅子用段差解消機 NKL1000Cをご提案し、お選びいただきました。

児童さんは、設置時小学4年生。春休みを経て、今は新5年生として学校に通っています。
遠からず管内の中学校へ通うことになりますが、移動式段差解消機なら小学校の校舎から中学校の校舎へ移動が容易です。

これは、教育委員会で小学校、中学校間の連携が取れること、児童さんが同じ管内での進学を決めていらっしゃることによって実現した設置です。

【クロッカス小学校】設置機種
NKLシリーズ(1000・1500キャスター仕様)
NKLシリーズ(1000・1500キャスター仕様) | 段差解消機 | 製品一覧 | 北日本メディカル (kitamedi.co.jp)

【車いすでも学校に、これからも安心して通えるように】

次にご紹介するのは、後志管内に位置するブナノキ小学校です。
児童は全学年でおよそ150名、特別支援学級をふくめて7クラスという小さな学校です。
このブナノキ小学校には、歩行器を使って生活している小学4年生の女の子が通っています。

ブナノキ小学校はまだあまりバリアフリー化が進んでいませんが、女子児童さんは先生の介助があれば2~3階へ移動することができるそうです。
しかし進行性の病気ゆえ、卒業までには車いすで移動する必要に迫られるとのこと。

ブナノキ小学校の事情は教育委員会へと伝わり、教育長自ら弊社へ問い合わせをいただきました。

教育長は設置までの期間が短く、大がかりな改築が不要な階段昇降機に興味をもってくださったようです。

ブナノキ小学校は、設置について3つの条件をお持ちでした。

納期が短いこと
(車いすが必要になる前に設備を整えてあげたい)

工事費用が安価なこと
(小規模な学校では予算に限りがあるのが現実です)

導入事例を確認できること
(教職員が安全に使えるように、とのことです)

これをすべて叶えられるのが、曲線階段用・いす式階段昇降機でした。

後ほど伺ったお話によると、当初はエレベーターの設置も検討されていたようです。
ですが、エレベーターは設計から設置まで1年以上かかるのが一般的。建物の大幅な改修工事が必要になるケースもあります。
エレベーターをつけようとしたら、児童さんが車いすを使用するまでに工事が完了しないという可能性もあります。
また、数千万円規模の予算をエレベーターに充てることも、小規模な学校では非常に難しいことだというお話をうかがいました。

その点、階段昇降機は数百万円の予算で仕上げられる上、3ヶ月程度あれば余裕をもって納入できます。
道内の導入事例をHPで多数ご紹介していたことも、使用シーンをイメージする上でプラスとなったというお言葉をいただきました

ブナノキ小学校のケースはお電話でお問い合わせいただき、学校で現場計測をして、予算が下りて、工事にとりかかるまで、本当にあっという間でした!
(5か月)

小学校や教育委員会が、学びの機会をしっかりと提供できるようフルスピードで動いてくださったからこそ、我々も良いお仕事ができたなぁ、と振り返ってしみじみ感じています。

これからは階段での転落リスクを考えずに安心・安全に上下階の移動をしていただけたらと願います。
児童さんが楽しく学校生活を送れるよう、わたしたちも応援の気持ちでいっぱいです。

【ブナノキ小学校】設置機種

新型:楽ちん号KF-W曲線型
【新型】楽ちん号KF-W曲線型 | 階段昇降機(椅子式), 曲線階段用 | 製品一覧 | 北日本メディカル (kitamedi.co.jp)

【道内もインクルーシブ教育を実践する学校が増えています】

インクルージブ教育は、障害のある子どもたちを通常学級に在籍させ、障害のない子どもたちと同様に教育・指導するものです。

重要なのは、それぞれの子どもたちが授業内容を理解し、「授業に参加している、ついていけている」という実感・達成感を持ちながら、充実した時間を過ごせること、という点にあると思います。

いくら障害のある子どもたちを通常学級に在籍させても、その子どもたちが授業を理解できず、孤立感を抱いてしまってはまったく意味がないですよね。

児童・生徒さんが「みんなと同じに学んでいる」という実感を得ること、これを昇降機によって実現できたのが、クロッカス小学校やブナノキ小学校の事例と言えると思います。

「みんなと同じように学校に通いたい・皆と一緒に壇上に上がりたい」

という思いを、機器の導入で形にすることができて嬉しく思っています。

インクルーシブ教育は特別支援教育が後ろ盾となり、道内でも実践する学校が増えています。それに伴って、学校現場における昇降機等のニーズも少しずつ増えてきているように感じています。
皆さんにも、インクルーシブ教育と特別支援教育の関係について知って頂けたら幸いです。

日本の特別支援教育の状況について

北海道知内町 (mext.go.jp)

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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