階段昇降機の入替を考えるタイミングは、10年以上お使いのご家庭で増えてきています。設立38年を迎える当社でも、長くお使いいただいているお客様からのご相談が年々増えているのを実感しています。「古くなった機種を修理できるのか、それとも新型へ入替えが必要か」は、多くのお客様が悩まれるポイントです。
今回は、故障をきっかけに旧機種からの入替を決断し、あわせて設置範囲を1階〜3階まで広げたN様邸の事例をご紹介します。
N様邸では、もともと2013年に昇降機を設置されていました。お母様がご使用になるため、1階〜2階に180度曲線階段用のものを選ばれています。その後お母様が他界され、しばらくはほとんど使わない時期が続いていたそうです。
しかし、ご夫婦お二人とも高齢になるにつれて状況が変わります。特に奥様は、荷物を持っているときによく利用されるようになり、昇降機は再び生活に欠かせないものになっていきました。
「将来も夫婦で自宅で過ごしていきたい」。そう考えたご夫婦は、2階〜3階への設置も検討され始めていました。
そんな折の2026年6月、1階〜2階の昇降機が故障。基板交換が必要な状態になりました。高額な修理費用をかけるなら、とご夫婦は考えました。そこで、1階〜3階までカバーする新機種への入替を決断しました。
2階は居間、3階は寝室になっています。ご主人様は夜中に階段を踏み外しそうになることがあったそうです。また、3階は洗濯物を干す場所にもなっており、奥様も足腰の不安を感じていました。
ご夫婦で話し合った末「1階〜3階まで昇降機が付くと、とても便利」とその決断に至りました。
印象的だったのは、故障で昇降機が使えなかった約2か月間のお話です。日常生活の中で、昇降機がいかに自分たちを支えてくれていたかを実感されたそうです。そして、新しい昇降機の完成を心待ちにされていたとのことでした。
今回設置したのは、曲線階段用のいす式階段昇降機「楽ちん号KF-W」です。1階から3階まで、階段の形状に合わせてオーダーメイドでレールを設計・施工しています。
旧機種と新機種を比べてみます。
| 項目 | 旧機種(2013年設置) | 新機種(楽ちん号KF-W) |
|---|---|---|
| 設置範囲 | 1階〜2階 | 1階〜3階 |
| 操作方法 | 押しボタン式 | レバースイッチ式 |
| 足のせ台・ひじ掛け | 独立して操作 | 連動して操作(しゃがまず収納可能) |
| 乗降位置(2階) | 乗り上げ式 | 乗り上げ式(同仕様を採用) |
見た目のシートカラーも、旧機種の明るいイエローから、新機種では落ち着いたブラウンに変わりました。13年という歳月を経て、機能面だけでなく、インテリアとしての印象も一新されています。
旧機種の2階での乗り降りは、椅子がレールの先まで乗り上げる「乗り上げ式」になっており、安心して使えていたそうです。
そこで今回も、2階・3階どちらの乗降位置も、同じ「乗り上げ式」をそのまま採用する仕様にしました。N様のご希望通り、使い慣れた安心感をそのままに設置することができています。
「1階〜3階まで一気に昇降できて、大満足」。N様ご夫婦からは、そんなお声をいただきました。
足のせ台とひじ掛けが連動する仕様になったことで、しゃがまなくても収納できるようになった点も好評でした。また、操作方法が押しボタンからレバースイッチに変わりより操作が簡単になったことも、喜んでいただけたポイントです。
「入替えして大満足」と、感謝のお言葉をいただいています。
階段昇降機は、10年以上使い続けるご家庭も少なくありません。故障や不具合をきっかけに、設置範囲を見直すタイミングとして入替をご検討いただくのも一つの方法です。
北日本メディカルは、道内で2,800件以上の設置実績があります。新規設置はもちろん、旧機種からの入替・増設についてもご相談を承っています。お気軽にお問い合わせください。