公共施設での階段昇降機導入が、いま各地で進んでいます。地域の高齢者が気軽に集えるはずの場所であるコミュニティセンターも例外ではありません。利用者の高齢化が進むにつれて、「階段の昇り降りがつらい」という声が増えてきます。こうした声は、決して珍しいことではありません。
階段が使いづらくなると、足が遠のいてしまう方も出てきます。せっかくの交流の場が、一部の方にとって「行きたくても行けない場所」になってしまうのは残念なことです。
今回は、そうした課題を抱えていた深川市納内のコミュニティセンター様に、いす式階段昇降機を設置した事例をご紹介します。
参考:内閣府の「高齢社会白書」では、公共施設や建築物のバリアフリー化が、高齢社会対策の柱の一つとして位置づけられています。階段昇降機の設置も、そうしたバリアフリー化の取り組みの一つと言えます。
地域の集会所や公民館のような施設では、次のような事情から階段の昇り降りが難しくなるケースが増えています。
・利用者の高齢化が進み、身体機能が低下している
・杖や手すりを使っても不安が残る
・階段を理由に趣味の活動(体操・カラオケなど)への参加を諦めてしまう
個人宅とは異なり、不特定多数の高齢者が利用する施設だからこそ、誰か一人のためではなく、利用者全体の安心につながる対策が求められます。
今回ご紹介する納内コミュニティセンター様は、木造2階建て、直線階段19段、階段幅1600mmという広めの階段を持つ施設です。
こちらの施設は地域住民の交流の場として利用されています。また、月に数回開催されるカラオケ活動などにも多くの方が参加されています。しかし、利用者の高齢化に伴い、階段の昇り降りが困難な方が増えてきたきました。これをきっかけに、今回の設置を検討するきっかけとなりました。
エレベーターの設置も選択肢として検討されましたが、費用対効果の観点から、いす式階段昇降機の導入が採用されました。設置の計画が始まってから着工まではおよそ1年かけて準備が進められています。
今回設置したのは、直線階段用のいす式階段昇降機「エスコートスリム」です。
納内コミュニティセンター様の階段は、最下階が直接エントランスにつながる構造でした。そのため、通常どおりにレールを設置すると、レールが通路側に飛び出し、通行人の足を引っかけてしまう危険がありました。
そこで今回の施工では、1階階段前に新たに壁を新設し、椅子が停止するスペースを確保することで、この課題を解決しました。
さらに、この新設した壁には呼び送りスイッチも合わせて設置。レールを隠しながら、上階のいすを呼び出せる機能もプラスすることで、安全性と利便性を一石二鳥で実現しています。
2026年7月 施工完了(工期:1日)
着工してから同日中に完了。施設を長期間閉鎖する心配もございません。
個人宅だけでなく、納内コミュニティセンター様のような地域施設でも、利用者の高齢化に合わせた階段対策のニーズは高まっています。
北日本メディカルは、道内で2,800件以上の設置実績があります。豊富な経験と確かな技術により、施設の構造やご利用状況に合わせた最適なプランをご提案できるのが強みです。
階段昇降機についてご不明な点やご質問があれば、どうぞお気軽にご相談ください。