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「少しでも今の家で生活をしたい」
末期がんと診断されたご主人のこの願いを叶えるため、奥様が選んだのは「いす式階段昇降機」の設置でした。
本記事では、ご注文から8日で設置を完了したK様邸の事例を紹介します。
K様のご主人は末期がんと診断されており、常時酸素を必要とする状態です。
また、ご自宅は1階が事務所、2階が居住スペースという構造で、生活を送るには階段の昇降が不可欠です。
しかし、症状の悪化により階段を昇降するのが困難になっていました。
そこで、「少しでもこの家で過ごしたい」というご主人の思いを叶えるため、奥様はいす式階段昇降機の設置を決断されました。
K様より、階段昇降機の導入に際して「一日でも早く設置してほしい」との強いご要望をいただきました。
そして、K様邸の階段は14段の直線階段です。
▲設置前の階段の様子
弊社では通常、直線階段用の昇降機「エスコートスリム」を常時在庫を確保しているため、ご注文から7営業日以内に設置可能です。
こうした迅速に対応できる体制が評価され、今回のご依頼につながりました。
実際に、4月3日にご注文をいただき、それから8日後の4月11日に設置が完了しました。
※曲線階段用の機種の場合はレールがオーダーメイドとなるため、設置までに30〜60日程度かかります。
直線階段用と曲線階段用の違いはこちらの記事を参考にしてください。
直線階段用の「エスコートスリム」の最大の特長は、他の方法と比べて設置費用が安いことと納期が短いことです。
その他の特長は以下のとおりです。
・5色のカラーから選択可能
・折り畳み式でコンパクトに収納
・直感的に操作できるレバースイッチ
・2段階のいす回転機能を搭載
▲カラーはオレンジを選択
奥様は、ポジティブな色で少しでも元気が出るようにしたいとのことで「オレンジ」を選択されました。
設置にあたって特に注意したのは、上下階の窓に取り付けられた約70mmせり出しているカウンターです。
▲せり出している窓
このように窓枠が階段側にせり出している場合、レールが干渉する恐れがあるため、位置の調整が必要になることがあります。
現地での詳細な測定の結果、昇降機本体とカウンターが干渉しないことを確認できたため、レールを窓側ギリギリまで寄せて設置しました。
この工夫により階段の有効幅が広がり、通行のしやすさにも配慮しています。
▲窓側ギリギリに設置
設置工事の当日、ご主人は体調が優れず、階段昇降機に試乗することはかないませんでした。
代わりに奥様に試乗していただいたところ、「安全でスムーズに階段の昇降ができる」と喜ばれていました。
在宅療養において、階段の昇り降りはご本人だけでなく、ご家族にとっても大きな負担です。
そのような負担をやわらげる方法として、いす式階段昇降機の設置をおすすめしています。
階段昇降機に関するご質問やご相談がありましたら、どうぞお気軽に弊社までお問い合わせください。
1階乗降場所
1階折畳み時
2階乗降場所
2階停止位置
