曲線階段にいす式階段昇降機の設置を検討している方の中には、設置費用を抑えたい方もいらっしゃるでしょう。
実は、曲線階段だからといって必ずしも曲線階段用の機種を設置しなければならないわけではありません。
階段の形状や条件によっては、比較的費用を抑えやすい直線階段用の機種を設置できる場合もあります。
本記事では、曲線階段に直線階段用のいす式階段昇降機を設置した北見市S様邸の事例を紹介します。
S様邸で階段昇降に問題を抱えていたのはお母様です。
お母様はこれまで手すりを使いながら階段を昇り降りされていました。
しかし、心臓の弁置換手術を受けられたことで、階段移動による身体への負担をできるだけ軽減したいと考えるようになりました。
今後も住み慣れたご自宅で安心して生活を続けるため、建築会社へ階段の対策について相談したところ、いす式階段昇降機をご紹介いただいたとのことです。
また、現地調査の際は帯広市にお住まいの娘様が窓口となり、階段の計測や製品のご説明を行いました。
離れて暮らす娘様も、ご両親の転倒リスクが心配だったことから、設置の決断を後押ししていただけました。
S様邸はメゾネットタイプの住宅で、2階部分が主な生活スペースです。
玄関から2階へ続く階段は曲線階段ですが、曲線部分は下階側の2段のみで、それ以降は直線が続く形状でした。
現地調査の結果、下階側の2段を改修することで乗降スペースを確保できることがわかり、直線階段用のいす式階段昇降機でも対応可能と判断しました。

▲設置前の曲線階段の様子
※設置条件によって費用や機種の選択肢は異なります。階段昇降機の直線用と曲線用の違いについては、こちらもご確認ください。
➡ 階段昇降機 価格一覧
➡ 階段昇降機の「直線用」と「曲線用」の違いとは?
今回採用した機種は、直線階段用の「エスコートスリム」です。
曲線階段に直線階段用のエスコートスリムを設置するメリットは主に次の2点です。
・設置費用を抑えられる
・設置までの期間が短い
北日本メディカルではエスコートスリムを常に確保しているため、7営業日以内に設置できます。
一方、曲線階段用の機種はレールがオーダー品のため、設置までに30日~60日程度かかります。
・5色から選べるカラーバリエーション
・折りたたみ幅25cmのコンパクト設計
・レール出幅が壁から10cmのスリム設計
・上下階から操作できる呼び送りスイッチ
・立ったまま操作できるひじ掛け・足のせ台連動機能
・指先で簡単に操作できるレバースイッチ
・2段階のいす回転機能を搭載

▲左:1階乗降位置 右:乗降時の様子

▲上階の様子(左:停止位置 右:乗降位置)
今回の事例では、安全に昇降機へ乗り降りできる環境を整えるため、下階側の階段を一部改修しました。
具体的には、下階側の2段を埋めて広い1段とし、さらに1段を追加することで十分な乗降スペースを確保しています。

▲改修前後の1・2段目
また、階段幅が1200mmと広く設計されていたため、S様のご要望に沿って既存の手すりもそのまま残すことができました。
さらに、昇降機の待機場所についても工夫を行いました。
通常は下階側に設けることが多いものの、今回の場合は下階側が踊り場となるため、常時待機場所を上階側に設定しています。
これにより、建築基準法に適合した設置を実現しました。
取扱説明の際は、入院中のお母様に代わり、娘様にもお立ち会いいただきました。
操作方法をご確認いただくと、「操作が簡単なので、これなら退院後も安心して階段を移動できそうです。」と安心されているご様子でした。
曲線階段であっても、階段の形状や条件によっては、直線階段用の機種を設置できる場合があります。
必要に応じて階段の一部を改修することで、安全性や利便性を高められるケースもあります。
「自宅の階段にも直線階段用の機種を設置できるだろうか」とお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。
お客様のご要望や階段の形状に合わせて最適なプランをご提案します。