人工透析は体への負担が大きく、日常生活にもさまざまな影響を及ぼします。
その一つが、透析後の階段の昇り降りです。
体のだるさや疲労感により思うように動けず、転倒のリスクも高まります。
こうした不安を解消するのに有効なのは、階段昇降機の設置です。
本記事では、解決策として階段昇降機を設置した芦別市のT様邸の事例を紹介します。
人工透析は、腎臓の機能を補うために血液中の老廃物や余分な水分を取り除く大切な治療です。
その一方で、体内の水分を短時間で除去するため、血圧の低下や電解質のバランスの変化が起こりやすく、倦怠感・頭痛・強い疲労感などの症状が現れることがあります。
立ち上がった際のふらつきや、動悸・息切れといった症状により、「思うように動けない」と感じる場面も増えます。
そのような状態の中、日常生活で負担となるのが階段の昇り降りです。
透析後は特に体力が落ちるため、「途中で休まないと昇れない」「転びそうで怖い」といった不安を抱える方も多くいらっしゃいます。
T様邸は、鉄骨2階建ての店舗併用住宅です。
1階が貸店舗、2階が住居スペースとなっており、日常生活では18段の直線階段を昇り降りする必要がありました。
奥様は糖尿病の影響により、週2回の人工透析を受けていらっしゃいます。
奥様にとって透析は体への負担が大きく、帰宅時の階段が課題となっていました。
具体的には一度で昇りきることが難しく、途中で何度も休憩を挟みながら、2階へ上がる状況が続いていました。

▲設置前の階段の様子
奥様の状況を見て、ご主人は対策の必要性を強く感じ、住環境の改善を検討されました。
当初はホームエレベーターの導入も視野に入れていましたが、設置スペースの確保が難しいことや費用面の課題から断念されています。
その後、日頃から住宅の修繕を依頼している建築会社から階段昇降機の提案を受け、設置を決断されました。
なお、建築会社のご担当者様は展示会でデモ機を試乗され、使い勝手や安全性を確認されたうえで当社へご依頼くださいました。
今回採用したのは、直線階段に対応したいす式階段昇降機「エスコートスリム」です。
コンパクト設計で限られたスペースにも対応しやすく、操作性や静音性で高い評価を得ています。
・5色から住宅の雰囲気に合わせて選択可能
・折りたたむと幅25cmのコンパクト設計
・壁から約10cmのスリムなレール設計
・2段階のいす回転機能で乗降をサポート
・ひじ掛けと足のせ台が連動し、立った状態で操作可能
・直感的に操作できるレバースイッチを採用

▲1階の様子

▲2階の様子

▲いす回転時(左:55度 右85度)
T様邸の事例で、設置時に工夫したポイントは次の2つです。
2階は階段を昇ってすぐに廊下へとつながる構造です。
そこで、レールの飛び出しを通常250mmのところを200mmに調整しました。
この工夫により、廊下のスペースを確保しています。

▲設置前の上階の様子

▲レールの飛び出しを最小限にして設置
1階は乗降スペースに余裕がなく、乗り降りの際の安全確保が課題でした。
そのため、補助として手摺を設置し、乗降時の安全性を高めています。

▲1階の乗降スペース

▲手摺を設置して安全性を確保
当社では、できる限り早く設置できるよう、いす式階段昇降機「エスコートスリム」の在庫を常時確保しています。
そのため今回もスムーズに工事を進めることができ、「思っていたよりも早く設置が完了した」とT様ご夫婦にも喜んでいただけました。
人工透析を受けている方にとって、透析後の階段の昇り降りは大きな負担です。
無理をしてしまうと転倒などのリスクも高まり、思わぬ事故につながる可能性もあります。
そのため、「つらい」と感じた段階で早めに対策を講じることが大切です。
階段昇降機は既存の階段に後付けできるため、ホームエレベーターのように新たな設置スペースを確保する必要がありません。
限られたスペースでも導入しやすく、現実的な選択肢として多くの方に選ばれています。
階段の昇り降りに不安を感じている方は、設置実績の豊富な北日本メディカルまでお気軽にご相談ください。