膝に痛みがあると、特に負担になるのが階段の昇り降りです。
この問題は、単に「移動がしにくい」という不便さにとどまらず、生活の質そのものに大きく影響します。
痛みから2階へ行くのが面倒になったり、外出を控えてしまったりすることで、日常生活への意欲が次第に低下してしまうためです。
本記事では、半月板損傷により階段の昇降時に膝の痛みを抱えていた奥様のために、階段昇降機を設置したK様邸の事例を紹介します。
K様邸は、1階に寝室とトイレ、2階にキッチンとリビングがある2階建て構造です。
1日に数回、食事や家事のたびに13段の直線階段を往復する必要がありました。


▲設置前の階段の様子
奥様は半月板損傷を患っており、歩行はできるものの、階段の昇り降りには痛みを伴っていました。
その痛みから、手すりを使いながら慎重に昇り降りしていたそうです。
その様子を見ていたご主人が何とかできないかと調べた結果、いす式階段昇降機を知り、当社ホームページからお問い合わせをいただきました。
半月板損傷とは、太ももの骨とスネの骨の間にある軟骨組織の半月板が損傷した状態のことです。
半月板の役割は、膝の関節にかかる負荷の分散や関節の位置を安定させることです。
そのため、損傷すると階段の昇り降りやしゃがむ動作など、膝に負荷がかかると痛みを感じやすくなります。
また、場合によっては膝の曲げ伸ばしがスムーズにできなくなったり、階段の昇り降りで膝がグラグラしたりすることがあります。
奥様は元保育士で、子どもたちと同じ目線に合わせるために膝をついて座ることが多かったそうです。
そのような姿勢を長年続けた結果、膝への負担が蓄積し、半月板損傷につながったと奥様は考えています。
ご主人はお問い合わせの際に、次のような想いを語られていました。
・奥様を少しでも楽にしてあげたい
・事故が起きる前に設置したい
そのお気持ちに応えるため、できる限り早く対応を進めた結果、お問い合わせから7営業日で設置を完了しました。
迅速に対応できたのは、K様邸に設置した機種「エスコートスリム」の在庫を常に確保しているためです。
このスピード感のある対応は、特にお急ぎの方から大変ご好評をいただいています。
エスコートスリムは、屋内用の直線階段向けいす式階段昇降機です。
先に紹介したように、当社では在庫を常時確保しているため、約7営業日で設置できます。
また、曲線階段用の機種と比べて、設置費用を抑えられるのも魅力です。
・選べる5色のカラーバリエーション
・折り畳むと幅25cmのコンパクト設計
・壁からの出幅が10cmのスリムなレール
・2段階のいす回転機能を搭載
・簡単に操作できるレバースイッチを採用
・ひじ掛けと足のせ台が連動する優れた操作性


▲ 2階の様子(左:停止位置 右:乗降位置)

▲コンパクトに折り畳み可能

▲1階のレールの様子
上の写真のように、1階はレールが廊下に200mmほど飛び出しています。
後ろに何かを置いて、レールにぶつからないように工夫するとのことでした。
なお、オプションの手動式折り畳みレールを活用し、飛び出すのを防ぐ方法もあります。
手動式折り畳みレールを活用した事例は、「折り畳みレールで生活空間を確保」の記事をご覧ください。
奥様からは、「思っていたよりも安心感があり良かった。」や「スピードも程よい感じだった。」とお喜びの声をいただきました。
膝の痛みで階段の昇り降りがつらい方にとって、いす式階段昇降機は安全性と快適さを両立できる解決策です。
設置することで、生活の質が大きく改善するケースもよくあります。
階段の昇り降りを負担に感じている方は、この機会に設置を検討してみてはいかがでしょうか。
階段昇降機のご質問やご相談は、お気軽にお問い合わせください。