階段昇降ができなくなり、家族への負担が増えることを気にして、在宅生活を諦めようとしている方はいませんか。
そのような方は、ぜひ階段昇降機の設置を検討してみてください。
階段昇降機を活用することで家族の負担が軽減し、安全に在宅生活を続けられるケースがあるためです。
今回は難病により階段昇降ができなくなったご主人のために、階段昇降機を設置したK様邸の事例を紹介します。
K様の家族構成は、50代のご夫婦と2人の娘さんの4人家族です。
ご主人は進行性の難病を患い、右半身に麻痺があるため、自身では階段昇降ができない状態です。
平らな場所であっても、体調によっては歩行が困難なときもあります。
このように、日常生活において移動が大きな課題となっていたため、ご本人は施設での生活も選択肢の一つとして考えていたとのことです。
しかし、ご家族が自宅で一緒に生活することを強く希望されたことから、解決策がないかと付き合いのある工務店に相談したところ、階段昇降機の存在を知ります。
ご主人は在宅で生活できるのか不安があったため、主治医に相談したところ、在宅生活も可能と判断されました。
次に、階段昇降機を問題なく利用できるかを確かめるために、弊社のデモ機に試乗しました。
その結果、家族のサポートがあれば問題ないと判断できたため、K様は階段昇降機の設置を決断します。
K様邸の設置事例では、工夫したポイントが2つあります。
K様邸の階段の1階部分は居間につながっている構造で、そのまま階段昇降機を設置するとレールが居間の動線にはみ出してしまうのが問題でした。
そこで、家族全員が安全でストレスなく暮らせる環境を整えるために、弊社からは折り畳みレールの設置をご提案しました。
昇降機を使用していないときはレールを折り畳むことで、動線にはみ出すのを防げるためです。
▲左:設置前の様子 右:折り畳みレール設置後の様子
なお、写真の左に写っているソファは普段ご主人がくつろいでいる場所です。
このような位置関係にあることから、今回の事例では折り畳みレールの案が採用されました。
K様邸の2階は、階段を上がるとすぐに部屋の扉があります。
そこで、階段の扉の開閉に干渉しないように、2階部分のレールの飛び出しを扉ギリギリに設置しました。
▲設置後の2階の様子 左:折り畳み時 右:椅子回転時
ご主人が設置後に使用したところ、昇降機の椅子に座るときは介助を必要としましたが、乗ってしまえばご自身で操作できたため、「これで階段昇降の介助時の事故を予防できる」と安心されていました。
弊社では、2700台の階段昇降機を設置した経験をもとに、予算やご要望、
ご自宅の間取りに合わせた最適なプランをご提案しています。
また、今回の事例でもご紹介したように弊社ではデモ機をご用意しております。
階段昇降で悩んでいる方や階段昇降機に試乗してみたい方は、お気軽にお問い合わせください。