高齢者にとって骨折は、日常生活に大きな影響を与えるリスクがあります。
実際に骨折により、歩行や階段昇降で悩んでいる方も多いでしょう。
本記事では、そのような悩みを抱える高齢者やご家族に向けて、奥様が骨折により階段昇降が困難になったK様邸の階段昇降機の設置事例を紹介します。
高齢者が骨折をすると、その回復には長い時間がかかります。
また骨折により足腰が変形したり、筋力が低下したりすることで、歩行や階段昇降が困難になることも珍しくありません。
立川 郁美氏らによる「高齢者大腿骨近位部骨折の階段昇降能力に影響を与える因子」の研究では、大腿骨近位部を骨折し回復後に歩行能力を再獲得した140例の高齢者を対象に調査が行われました。
その結果、大腿骨近位部を骨折した自立歩行可能な高齢者のうち階段昇降も自立できた方はわずか29%でした。
つまり、階段昇降は歩行よりも高度な動作が必要で、高齢者が骨折すると多くの方が問題を抱えやすいといえます。
階段昇降機はこうした問題を解決し、安全で快適な生活を実現するための強力なサポーターとなります。
K様邸の奥様は骨折により入院し、治療後も足腰の震えが止まらず、思うように歩行ができない状態でした。
退院後に自宅で生活するには、階段昇降が大きな障害となるため、K様邸のご主人は階段昇降機の導入を検討します。
▲設置前のK様邸宅の階段
弊社が現地を調査した際、奥様がリハビリ病院に転院するタイミングだったため、ご主人に階段昇降機の説明ができませんでした。
すると、ご主人より試乗で設置後のイメージを掴みたいとのお話があったため、東区の寺院様の協力を得て階段昇降機の試乗をしていただきました。
試乗の結果に満足され、奥様の退院の目途もついたため、正式に階段昇降機の設置を依頼されます。
K様邸で設置した階段昇降機は、曲線タイプのKFW型です。
曲線タイプであることから、さまざまな住まいに対応できるのが魅力です。
今回の事例は90度の曲がり階段であることから、この機種を選択しました。
▲さまざまな階段に設置可能な曲線タイプのKFW型
ご主人からは「寺院で試乗ができて大変良かった。家に設置したときのイメージがわかりやすく購入する決断ができました。」と大変感謝されました。
ご主人は1日に5回ほど階段昇降をしており、手すりを使うことで問題はないものの「将来は昇降機があるから安心」と話され、将来に対する安心感も得られたようです。
また、奥様は左手の指に力が入りにくい状態であるため、KFW型のレバースイッチの操作方法が「非常に使いやすい」と喜んでくださいました。
▲使いやすいレバースイッチ
弊社では階段昇降機の設置経験が北海道内に2600台以上ありますので、きっと皆さまのお役に立てる情報があると自負しております。
また、今回の事例のように階段昇降機の設置前の状況調査や試乗体験、設置後のメンテナンスまで一貫してサポートしておりますので、
設置のイメージが持てない場合や使用方法や運用方法など、お気軽にお問い合わせください。