人口減少や過疎化、新型コロナウイルスの流行による法事・法要の簡略化などにより、お寺・神社では参拝者数の減少が問題となっています。
そのため、以下のように考えているご住職や神主さんは多くなっていると思います。
「参拝者を増やしたい」
「お寺離れ対策に新たな取り組みをしたい」
今回はお寺離れの対策案として、階段昇降機を設置した光栄寺の事例を紹介します。
「お寺離れ」とは、参拝者や檀家さんが減少することです。
人口減少やそれに伴う地方の過疎化と都市部への集中などが主な要因とされております。
実際に伊勢志摩経済新聞によると、2014年の伊勢神宮の年間参拝者数は1,086万人でしたが、2022年は603万人と大幅に減少しているそうです。
有名な伊勢神宮がこの状況であることから、多くのお寺・神社で参拝者数の減少が問題となっているのは想像に難くないでしょう。
つまり、これからのお寺はお寺離れを押し止め、参拝者や檀家を維持・増加させる新たな取り組みが必要といえるでしょう。
今回紹介する光栄寺では、お寺に来られる方々が高齢となり、お寺に来る頻度が著しく低下していました。
光栄寺のご住職は高齢の檀家さんがお寺から足が遠のいている理由として、1階から2階の納骨堂に向かう際にある階段の段数の多さと考えていました。
光栄寺の階段は30段の曲線階段で、段数の多さが高齢者にとってハードルとなっていました。
▲設置前の階段の様子
ご住職も以前から階段を問題視しており、同宗派の知り合いのお寺や檀家さんのご自宅に、階段昇降機が設置されているのを見て検討していたとのことです。
住職がどうしたら気軽にお寺に足を運んでくれるのかを考えていたなか、弊社からのDMが届いたことがきっかけで階段昇降機の設置を決断されます。
階段昇降機の設置後の写真は以下のとおりです。
▲階段昇降機 設置後
設置時の工夫は、2階フロアでレールを180度ターンさせたことです。
これにより広い場所で乗り降りできるため、安全性が向上しています。
▲2階フロアでレールを180度ターン
また設置後、ご住職は「檀家さんには一度体験してもらえれば、昇降機の良さをわかってもらえるはずです。お寺に来る回数が増えてくれれば大変嬉しいです。」と仰っていました。
近年、階段昇降機の設置を希望されるお寺が増えています。
実際に、弊社のお寺への導入実績は光栄寺の事例で61例目です。
「お寺離れ」の対策の1つとして、高齢者の階段昇降の問題解消に昇降機を導入しているためといえるでしょう。
同様の悩みを持つご住職や神主さんは、対策として階段昇降機の設置を検討してみてはいかがでしょうか。
その際は、神社仏閣への設置実績の豊富な弊社までお気軽にご相談ください。