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見えない階段の昇り降りをサポート!いす式階段昇降機の設置事例

見えない階段の昇り降りをサポート!いす式階段昇降機の設置事例

最近、「視力が低下してきた」と感じている方や、家族の「ものの見え方」が気になる方はいませんか。

高齢になると白内障や緑内障などの疾患で、視力が低下することは珍しくありません。70歳代が白内障になる確率は84~97%、80歳になるとほぼ100%発症するといわれているほどです。

このような視覚障がいを患うと、生活の質(QOL)に大きく影響します。例えば、階段の昇り降りが怖くなるなどです。まったく見えない「全盲」の場合はもちろん、「弱視」の場合でも階段の段差の境目を判断しにくくなり、誤って階段を踏み外してしまうリスクが高まるためです。

そこで視覚障がい者の階段の昇り降りには、いす式階段昇降機の設置をおすすめします。本記事では、音声アナウンス機能付きのいす式階段昇降機「NRE9」の設置事例を紹介します。

 

M様がいす式階段昇降機を設置した背景

今回紹介するのは、視力低下の進行により高齢で全盲になったM様の事例です。

 

M様は10年前までは、自身が経営するテナントビルの1階で調剤薬局を営んでいました。しかし奥様の他界に加えて、自身の視力を完全に失ったことから、調剤薬局を閉店しました。現在はテナントビルの経営を続けながら、2階で単身生活をしています。

完全に視力がないことから、生活にはヘルパーの支援が必要な状態です。とくに階段の昇降に危険性を感じていたため、いす式階段昇降機の設置の決断に至りました。

 

また、銀行でいす式階段昇降機を利用した経験があることも、決断を後押ししたといえるでしょう。

 

M様邸の設置前の階段

M様邸の階段は、2階まで20段の360度曲がっている曲線階段です。この階段の問題点は以下のとおりです。

 

何度も方向転換をしなければならない
・最初の曲がり180度部分で内側の踏板が狭い
・1フロアが高く段の数が多い

 

設置前 1階最初の曲がり180度
▲1階部分から最初の曲がり180度

 

第2曲がり180度設置前 2階
▲第2の曲がり180度から2階部分

 

ヘルパーによるサポートがあっても、このような条件では全盲の方が不安なく昇り降りするのは難しいでしょう。

 

いす式階段昇降機を設置した際の工夫

M様がより使いやすいように、いす式階段昇降機の設置時に工夫したポイントは以下の2つです。

 

機種は「NRE9」を提案

NER9を提案
▲音声アナウンス機能付き「NRE9」

M様邸で提案した機種は、音声アナウンス機能搭載のいす式階段昇降機「NRE9」です。

NRE9」の音声アナウンス機能は、動作時や到着した際に音声によるアナウンスがあります。不具合があった場合も音声で知らせてくれるので、もしもの際も安心です。

 

2階での乗り降りのしやすさを追求

2階の上階レールを縦曲げにして水平方向に70cm伸ばし、安全な場所で乗り降りできるように配慮しました。

いすの90度回転機能を活用し、乗り降りしやすくした点もポイントです。

2階設置後見えない階段の昇り降りをサポート
▲2階での乗り降りのしやすさを追求

 

設置後のM様の感想

M様に試乗いただくと、2階での乗り降りに関する提案を大変喜んでいただけました。

さらに今後はヘルパーの介助・見守りのもと、シートベルトの装着や乗り降りを「極力自分ひとりで行いたい」と意気込みを話してくださいました。

 

M様邸 設置後 1階

NRE9 折り畳み時

昇降する様子

M様邸 設置後 2階

椅子回転時 2階

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