「お参りに来られる檀家さんが減っている」と感じている寺院関係者の方はいらっしゃいませんか?
その一因は、階段かもしれません。
高齢になると階段の昇り降りがつらくなり、それがお参りから足が遠のく理由になっていることもあるからです。
本記事では、そのような背景から、いす式階段昇降機を導入された中札内村・真光寺様の事例を紹介します。
中札内村の真光寺様では、以下のような行事が行われています。
・総会
・研修会
・法要
・役員会
これらを通じて、地域とのつながりや活動を支えています。
真光寺様には、本堂と渡り廊下でつながる2階建ての別棟があります。
1階は会館、2階は納骨堂として使用しています。
納骨堂へ行くには29段の階段を昇る必要がありますが、ある檀家さんから「階段を昇れないため、お参りができない」と相談が寄せられました。
檀家会で話し合いをしたところ、同じように階段の昇り降りが難しく、お参りを控えている高齢者が多数いることが判明したのです。
このことを受け、階段への対策が急務と判断され、いす式階段昇降機の設置が決定しました。
▲設置前の様子 左:1~8段目 右:9~18段
▲設置前の様子:19~29段
今回の対象の階段は29段の曲線階段です。
そこで、曲線階段対応の屋内用いす式階段昇降機「楽ちん号KF-W」を設置しました。
楽ちん号KF-Wの特長
・5色展開でインテリアの雰囲気に合わせやすい
・折畳み機能でコンパクトに収納できる
・キースイッチで誤動作を防げる
・バッテリー内蔵なので停電時も利用できる
▲楽ちん号 KF-W
▲昇降時の様子
また安全面を配慮して、2階ではレールを180度内側に曲げて、広いスペースで乗り降りできるようにしています。
▲2階 180度内側に曲げた部分
▲左:2階乗降位置 右:2階収納位置
真光寺様が弊社に依頼された理由は、次の2点を高く評価していただいたことが挙げられます。
真光寺様は、誤操作により、檀家さんが思わぬケガをされるのではないかと懸念していました。
楽ちん号 KF-Wは、キースイッチが搭載されており、鍵がないと操作できない仕組みです。
鍵をお寺側で管理し、使用時に立ち会うことで、安全性を確保できる点が高く評価されました。
弊社では、365日体制の修理・保守サービスで、万が一のトラブルにも迅速に対応しています。
こうしたサポート体制が「安心できる」として、ご依頼の決め手となりました。
真光寺様からは設置にあたり、「6月の行事までに工事を完了してほしい」とのご要望をいただきました。
曲線階段用のいす式階段昇降機は、レール部分をオーダーメイドで製作する必要があり、通常は設置までに30日〜60日程度の期間を要します。
このような状況を踏まえ、メーカーと綿密に打ち合わせを重ねた結果、5月中に設置工事を完了することができました。
設置後、住職様からは「動作音が非常に静かで、動きもスムーズ」と、大変ご満足いただいております。
また、小柄な檀家様も使用しやすいと、本体のサイズ感についても好評をいただきました。
近年、真光寺様のように、いす式階段昇降機を設置する寺院が増えています。
その背景には、高齢化が進む中で「お参りに行きたいけれど、階段の昇り降りがつらくて行けない」という檀家さんの声が多くなっているためです。
実際に、弊社でも下記のように、多くの寺院様からご依頼をいただいております。
▶浄土真宗本願寺派 寛嶺山 慶雲寺様
▶日蓮正宗 妙照寺様
▶法華宗 妙本寺様
いす式階段昇降機は、安心してお参りいただける環境づくりに役立ちます。
設置をご検討中の寺院関係者様は、どうぞお気軽に弊社までご相談ください。