3階建てのエレベーターのない住宅にお住まいの方は、「将来、階段の昇り降りがつらくなるかも」と不安を感じることはありませんか。
後からエレベーターを設置するという選択肢もありますが、費用が高額になることや、設置スペースを確保しなければならないという大きなハードルがあります。
とくに設置スペースの問題は、簡単に解決できるものではありません。
そこで、より現実的な解決策としておすすめしたいのが「階段昇降機」です。階段に後付けで設置でき、安全な昇り降りを実現できます。
今回は、年に数回ご自宅に泊まりに来るお母様のために、階段昇降機を導入されたK様邸の事例を紹介します。
K様のお宅は、1階がご主人のクリニックと書斎、2階と3階が居住スペースとなっている3階建て住宅です。
普段はご夫婦二人で暮らしていますが、年に数回、お母様が遊びに来て宿泊されることがあります。
しかし、加齢に伴い、お母様は階段の昇り降りが年々つらくなってきました。
そして、お母様は今年も4月末からゴールデンウィークにかけて、K様邸で過ごす予定です。
そこで、「お母様にできるだけ楽をさせてあげたい」という思いから、K様は階段昇降機の設置を決断されました。
K様邸の居住スペースへ移動するには、次の階段を使う必要があります。
1階~2階:16段の曲線階段
2階~3階:直線階段
お母様は3階に行く必要性がないことから、今回は1階から2階の曲線階段に階段昇降機を設置することになりました。
K様邸に設置した階段昇降機は曲線タイプの「楽ちん号 KF-W」です。
▲楽ちん号 KF-W
▲昇降時の様子
曲線階段に対応できるだけでなく、次のような特長があります。
・いすを折りたたむことでコンパクトに収納できる
・直感的に操作しやすいレバースイッチを採用
・5色のカラーバリエーションでインテリアに合わせやすい
・バッテリー内蔵で停電時でも利用できる
・自動停止機能で安全に利用できる
今回の事例では設置の際、安全性と快適性を高めるために2つの工夫を行いました。
階段昇降機のいすが1階に止まったままだと、廊下の通行の邪魔になります。
そこでK様邸では、階段の3段目に「中間停止位置」を設定しました。
普段は、中間停止位置でいすを折りたたんで収納しておくことで、通行の邪魔になりません。
加えてこの中間停止位置は、手元のレバースイッチ操作では通過し、無線リモコン操作時のみ停止する仕組みです。
この仕組みにより、お母様が昇降中に途中で止まることなく、快適に利用できるようになっています。
▲中間停止位置と1階奥クリニック
階段昇降機を設置した結果、1階ではレールが廊下に飛び出す形になりました。
このままでは足をぶつけたり、つまずいたりする危険性があるため、建築業者様と連携して板を設置しました。
これにより、見た目もすっきりし、通行時の安全性を確保しています。
▲レールの飛び出し部分を板でカバー
お母様が遊びに来られる4月末前に設置が完了したことで、「これで、いつお母様が来ても安心です。」と、K様は話してくださいました。
さらに、将来的には2階から3階の階段にも階段昇降機の設置を検討されているとのことです。
弊社は、創業36年で2,700台以上の納入実績があります。
この豊富な実績で培った経験と技術を生かし、お客様の階段の形状やご家族のライフスタイルに適した機種の選定から設置方法まで、ベストなプランを提案します。
・設置にはどれくらいの費用がかかるの?
・自宅の階段にも取り付けられる?
このような疑問やご不安がありましたら、お気軽に弊社までご相談ください。