日本の住宅は欧米と比べて面積が狭く、日本人は小柄な方が多いため、外国メーカーのいす式階段昇降機が必ずしも身体に適しているとは言えません。
今回は、外国メーカーの製品がお母様の身体に合わなかったため、弊社を紹介されたH様邸の事例を紹介します。
今回、いす式階段昇降機を利用されるのはH様(息子さん)のお母様です。
お母様は特に健康に問題を抱えているわけではなく、階段の昇り降りも自力で行えます。
しかし、息子であるH様は不安を感じており、安心・安全に暮らしてもらうために、H様邸にいす式階段昇降機を設置して同居することを決断しました。
なお、H様邸の階段は14段の直線階段です。
▲設置前の階段の様子
当初は外国メーカーの機種を検討されていましたが、外国製品は床から座面までの高さが約600mmあり、小柄なお母様には使いにくいことが判明しました。
そこで外国メーカーに相談したところ、「高さ500mmの大同工業株式会社のエスコートスリムが適しているのではないか?」として、同社製品を取り扱っている弊社を紹介されたとのことです。
外国メーカーからの提案を受けて、H様は次の3点を理由にエスコートスリムの設置を決断しました。
H様邸の階段の有効幅が760mmに対して、エスコートスリムのレールの出幅は10cm、本体の折り畳み幅が25cmです。他の家族が階段を使用する際に、邪魔になりにくい点を高く評価されました。
弊社の保守点検サービスは、365日体制の故障修理対応に加えて、年1回の整備点検が含まれています。安心して長く使用できることが決め手の一つとなりました。
本来なら競合関係にあるはずの外国メーカーが、信頼できる企業として弊社を紹介したことがH様の決断を後押ししました。
H様が選択されたエスコートスリムの特長を紹介します。
・コンパクトなスリム設計
・5種類のカラーバリエーションを展開
・2段階のいす回転機能を搭載
・自動停止機能や誤動作を防ぐキースイッチを搭載
・直感的に操作できるレバースイッチ式を採用
▲エスコートスリム(いす回転時)
H様邸にいす式階段昇降機を設置する際、住環境に合わせて次の2つの工夫を行いました。
最下階の段鼻から約350mmの位置に居間への扉があるため、干渉しないように、いす式階段昇降機の待機場所を上方向に移動しました。
▲1階ドア手前待機位置
上階はすぐに廊下があり、その廊下部分にレールが飛び出しているとつまずく危険性があります。
そこで、通常は300mmのレールが飛び出すところを225mmにしてリスクを減らしました。
▲2階停止位置
これらの工夫により、ご家族が安全で快適に生活できるように配慮しました。
設置後、お母様は快適に使用されており、昇降機の動作については満足いただいています。
また、H様は弊社の保守点検サービスも契約され、365日体制の修理対応が付くので「心配がない」と安心されていました。
弊社は全81種類の昇降設備を取り扱っているため、ご利用者様のニーズや住環境に適した機種を提案できます。
また、保守点検サービス制度が充実していることも、お客様に喜ばれている点です。
いす式階段昇降機の設置について疑問や不安がある方は、ぜひ弊社までご相談ください。