高齢者の中には、「階段が登れない」「階段の昇り降りがつらい」と悩んでいる方が多くいます。
これまで使えていた自宅の階段が使えなくなると、生活にも大きな影響が出ます。
ご本人だけではなく、ご家族の不安や負担の原因にもなりかねません。
こうした高齢者が階段を登れないときの対策として広まっているのは、いす式階段昇降機の設置です。
本記事では、首の病気の影響で階段の昇り降りが難しくなってきたご主人のために、いす式階段昇降機を設置した事例を紹介します。
高齢者が階段の昇り降りができなくなる原因には、体の機能の衰えや病気、心理的な不安など、さまざまな要因があります。主なものは次のとおりです。
・筋力・体力の低下
・認知機能の低下
・心肺機能の低下
・病気の影響
・転倒恐怖感による拒否反応
これらに悩む多くの高齢者に見られる共通点は、階段の昇り降りが難しくなることで日常生活の活動量が減ることです。
例えば、外出する機会が減ったり、自宅の1階と2階を行き来する回数が少なくなったりすることで生活の行動範囲が狭くなります。
このような状態が続くと、生活の質や意欲の低下につながることもあるため、早めに対策を検討することが大切です。
今回紹介するI様邸では、ご主人が階段昇降が難しくなっていました。
ご主人は首の病気を患っており、その影響で階段昇降が困難な日があるとのことです。
調子の良い日は歩行器を使用することで自力で移動できるのですが、調子が悪いと一日中ベッドの上で横になるほど、起き上がるのも困難な状況になるとのことです。
そのような状況でも外出が必要な場合は、奥様が介助をして階段を昇り降りしていましたが、大きな負担になっていました。
そこで奥様は、将来的にご主人の階段昇降がさらに難しくなる可能性を考え、いす式階段昇降機の設置を決断されました。

▲設置前の階段の様子
I様邸の階段は14段の直線階段のため、屋内タイプの直線階段用いす式階段昇降機「エスコートスリム」を設置しました。
エスコートスリムは日本の住まいや日本人の体型に合わせてデザインされた機種で、スリムサイズでありながら安心感のある座り心地が魅力です。機能面の特徴は次のとおりです。
・折りたたみ幅25cmのスリム設計
・壁からのレール出幅はわずか10cm
・インテリアに合わせやすい5色のカラー展開
・乗り降りしやすい2段階のいす回転機能
・ひじ掛けと足のせ台が連動する設計
・操作がわかりやすいレバースイッチを採用
・障害物の検知で自動停止する安全機能

▲1階(左:乗降位置 右:収納位置)

▲2階(左:停止位置 右:いす回転時)

▲走行時の様子
I様邸の階段には、次のような課題がありました。
① 下階は階段のすぐ横に洗面所のドアがある
② 上階は最終段を上がるとすぐに居間がある
このような間取りのため、レールが大きく飛び出すと洗面所のドアが開きにくくなったり、通路の通行の妨げになったりする可能性がありました。
そこで今回の施工では、上下階ともにレールの飛び出しを最小限に抑えて設置しています。
これにより、ドアの開閉や日常の通行に影響が出ないよう配慮しました。

▲設置前後の下階の様子

▲設置前後の上階の様子
階段が登れない、または昇り降りがつらいとお悩みの方には、いす式階段昇降機の設置がおすすめです。
北日本メディカルは、道内で2,800件以上の設置実績があります。
豊富な経験と確かな技術により、ご家庭の状況やご要望に合わせた最適なプランをご提案できるのが強みです。
階段昇降機についてご不明な点やご質問があれば、どうぞお気軽にご相談ください。