曲がり階段に階段昇降機を設置する際、内回り・外回りのどちらにするかは重要なポイントです。
内回りはレールの距離を短くできる反面、曲線部分では座面が高くなりやすく、昇降時に不安を感じる方もいます。
そこで今回は、引っ越し先の曲がり階段に階段昇降機を外回りに設置したことで利便性も向上したK様邸の事例を紹介します。
K様は、奥様の階段の昇り降りが難しくなったことをきっかけに、2010年に直線階段用いす式階段昇降機「エスコート」を設置されました。
当社の保守サービスにもご加入いただき、15年以上にわたって日常的に利用されています。
しかし、長年お住まいだった社宅の土地の売却が決定し、新居を探すことになりました。
そこで、K様は中古住宅を購入して引っ越されました。
新たなK様邸の構造は、1階がリビング、2階が寝室です。
生活上どうしても2階への移動が必要で、階段は途中で90度に2回曲がる13段の曲がり階段です。

▲設置前の曲がり階段の様子
ここに新たな階段昇降機「楽ちん号 KF-W」を設置しました。
階段の幅は1,010mm以上で十分にあり、設置自体は特に問題ありませんでしたが、レールを内回り・外回りのどちらにするかが今回の大きなポイントとなりました。
なお、「楽ちん号 KF-W」は以前ご使用いただいていた「エスコート」と同じメーカーの機種で、操作方法もほぼ同じです。

▲設置後:楽ちん号 KF-W
K様は階段昇降機を設置するにあたり、内回りを希望されていました。
しかし、K様邸の曲がり階段で内回りを採用した場合、次の課題がありました。
① 安全面の懸念
曲がり部分では床から座面までの高さが1mを超えると予想され、安全面で問題がありました。
② 通路を塞ぐ可能性
下階側のレールの飛び出しが700mm程度で、廊下の通行スペースを塞いでしまう問題がありました。
これらを踏まえ、今回は外回りでの設置をご提案しました。
外回りにすることで、曲がり部分での座面の高さを低く保ちつつ、下階のレールの出幅を384mmに抑えられるためです。
また、上階は階段の先がすぐ廊下につながる間取りのため、レールが飛び出さないよう回転機能を活用し、安全に乗り降りできるよう調整しました。

▲設置前後の比較

▲下階 レールの出幅(384mm)

▲乗降位置(左:1階 右:2階)

▲設置後の2階の様子(左:停止位置 右:収納時)
・選べる5色のカラーバリエーション
・いすを折りたためるコンパクト設計
・75°のいす回転機能を搭載
・操作が簡単なレバースイッチを採用
・バッテリー内蔵で停電時も稼働可能
・障害物を検知すると自動停止する機能を搭載
・ひじ掛けと足のせ台が連動
K様の奥様は、これまで使用されていた機種と操作方法がほぼ同じということもあり、設置後もスムーズにご利用いただけています。
奥様からは、「下階のレールの飛び出しが想像していたよりも短く、廊下の通行の邪魔にならず良かった」と喜んでいただけました。
ただし、以前の直線タイプのレールは約4mに対して、今回のレールの長さは約5.9m、「乗っている時間が長いので遅く感じる」とのことでした。
設置から3日後、K様より「動かない」とのご連絡をいただきました。
お電話で詳しく状況をお伺いした結果、充電位置の手前で停止した際に自動シャットダウンしたことが原因と判明しました。
お電話にて対処方法をご案内し、その場で正常に動作することを確認しています。
当社では『専用ダイヤル』で365日体制の保守サービスを構築しております。トラブルが発生した場合でも迅速・丁寧に対応します。(訪問修理は直近の営業時間)
曲がり階段にいす式階段昇降機を設置する際は、階段の形状や周囲のスペースによって最適な方法が変わります。
「内回りと外回りのどちらが適しているのか」
「レールが通路の妨げにならないか」
このような判断はご家庭ごとに条件が異なるため、専門家の知見が必要です。
北日本メディカルでは、これまでの豊富な設置実績で培った経験や知識をもとに、各ご家庭の状況に合わせた最適なプランをご提案します。まずはお気軽にご相談ください。