在宅介護を続ける中で、階段の昇り降りに不安や負担を感じているご家族は少なくありません。
特に生活拠点が2階以上にあるご家庭では、毎日の階段介助が負担になりがちです。
本記事では、介助の負担軽減と転倒・転落事故防止を目的に、いす式階段昇降機を設置したN様邸の事例を紹介します。
N様邸は3階建ての戸建て住宅で、生活の中心となるリビングは2階にあります。
そのため、1階から2階への移動は、日常生活の中で欠かせない動作でした。
しかし、奥様は下肢麻痺を患っており、自力で階段を昇り降りできません。
これまで階段を移動する際はご主人が介助をしていましたが、年齢を重ねるにつれ、体力の限界や転倒の危険を感じ始めていたそうです。
そこでご主人は、福祉用具貸与事業者様を通じて当社にご相談されました。
また、家を建てたハウスメーカー様にも階段昇降機の設置について相談し、見積書を取得されたとのことです。
しかし、予算面で折り合いがつかず、最終的に福祉用具貸与事業者様を通じて、当社にご依頼くださいました。

▲設置前の階段の様子
今回設置したのは、屋内・直線階段用のいす式階段昇降機「エスコートスリム」です。
コンパクトな本体設計に加え、静音性や操作性、乗り心地においても好評をいただいています。
・選べる5色のカラーバリエーション
住宅の内装や雰囲気に合わせて、本体のカラーを選択できます。
・本体は折りたためるスリム設計
使用しない時はコンパクトに収納でき、スペースを有効に活用できます。
・スリムなレール設計
レールの出幅を抑えているため、設置後も階段を広く使えます。
・いす回転機能で乗り降りがしやすい
いすが2段階で回転するため、安全に乗り降りできます。
・ひじ掛けと足のせ台が連動
立ったまま操作が可能で、スムーズな乗り降りをサポートします。
・指先で操作できるレバースイッチ
手元だけで操作できるので、多くの方が自力で利用できます。
・上下階に「呼び送りスイッチ」を標準装備
スイッチ操作で昇降機を呼び出せるため、介助や見守りに便利です。
これらの特長により、奥様が安心して移動できるのに加えて、ご主人にとっても見守りがしやすい機種といえます。

▲エスコートスリム(1階の様子)

▲2階の様子(左:停止位置 右:収納時)

▲2階乗降位置(85°いす回転時)
また、当社では本機種を常時在庫として確保しているため、ご注文から約7営業日で設置可能です。
「できるだけ早く設置したい」というお客様から大変喜ばれています。
N様邸の1階および2階のフロアには床暖房が設置されています。
そのため、通常どおりフロア面にレールの架台を固定する施工方法では、床暖房設備を傷つけてしまう恐れがありました。
そこで今回は、レールの架台をすべて階段上に固定する施工方法を採用しています。
この施工方法により、既存設備を守りながら、レールをしっかりと固定することで安全性も確保しています。
実際に階段昇降機を利用される奥様は設置時に入院中であったため、取り扱い方法はご主人に説明しました。
ご主人からは、「実際に使用してみないと分からないが、今の階段介助を考えると転落が予防でき、二人とも怪我をすることもなくなるだろう」と、期待されている様子でした。
今回の事例では、いす式階段昇降機を設置することで、ご主人が抱えていた階段介助への不安や負担を軽減できました。
N様邸のご主人のように、日々の階段介助に不安を感じている方は、転倒・転落事故につながる前に対策を検討されることをおすすめします。
また、いす式階段昇降機に関するご質問やご相談がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。