外階段の安全対策には、手すりの設置や滑り止めシートの活用があります。
しかし、階段昇降が困難な方にとって、これらの対策だけでは不十分なケースも少なくありません。
特に外階段は、雨や雪などで滑りやすく、屋内以上に慎重な配慮が求められます。
そこで本記事では、90代で一人暮らしをされているT様邸において、6段の外階段にいす式階段昇降機を設置した実例を紹介します。
T様は90代の男性で、現在は一人暮らしをされています。
お住まいは平屋建て住宅ですが、基礎が高く、玄関までに6段の外階段があります。
T様は日常生活では主に車いすを使用され、手すりと杖があれば短距離の歩行も可能です。
しかし、週3回の透析治療を受けており、透析後は体力が大きく低下するため、帰宅時には外階段を這うようにして昇らなければならない状況でした。

▲風除室と外階段の全体像

▲設置前の外階段の様子
当初T様は、車いすごと移動できるように、段差解消機の設置を検討していました。
しかし、本体や工事費などを含めるとおおよそ500万円以上かかることから、玄関フード内の外階段にいす式階段昇降機を設置する方法に変更されました。
T様邸の外階段に設置した機種は、直線階段用いす式階段昇降機「エスコートスリム」です。
本来は屋内向けの機種ですが、今回の外階段は玄関フード内にあり、雨や雪の影響を受けにくい環境であったため、本機種を選定しました。
屋外用と比較して費用を抑えられる点がメリットです。
➡階段昇降機の価格の目安はこちらをご覧ください。
・5色から選べるカラーバリエーション
・折りたたみ時の出幅は約25cmのスリム設計
・障害物を検知すると停止する自動停止機能を搭載
・上階で安全に乗り降りできる2段階のいす回転機能
・操作が簡単なレバースイッチ式
・ひじ掛けと足のせ台が連動し、車いすからの移乗もスムーズ
・乗り降りの妨げになりにくい巻き取り式シートベルトを採用
これらの機能により、高齢の方が一人でも操作しやすい設計となっています。

▲エスコートスリム(アイボリー)
T様は玄関フード内の白と調和するように、アイボリーを選択されました。その他には、オレンジ・ブルー・ブラウン・ネイビーがあります。

▲ひじ掛けと足のせ台が連動機能

▲2段階のいす回転機能

▲上階 折り畳み時
T様邸の外階段の材質は鉄板ですが、架台の設置箇所ごとに条件が異なっていました。
そのため、設置箇所に応じて固定方法を変更しています。
・裏側に入れる箇所:鉄板に穴を開け、ボルトとナットで確実に固定
・裏側に入れない箇所:鉄板にタップ加工を施し固定
・最下階(床面):床がコンクリートのため、アンカーボルトで固定
このように条件に合わせて最適な施工方法を選択することで、十分な強度と安全性を確保しています。
T様にとって、自宅での生活の中でも特に大きな負担となっていたのが、玄関フード内にある6段の外階段の移動でした。
そのため、T様からは「外出する時も大変な思いをせず、安全でスムーズになり大変ありがたいです」と、非常に喜んでいただけました。
当社ではいす式階段昇降機や段差解消機、車いす用階段昇降機などを取り扱っています。
これらの機器を活用することで、屋内はもちろん、外階段の安全対策にも柔軟に対応することが可能です。
創業以来、2,700件以上の納品実績を積み重ねてきたことが、私たちの強みです。
豊富な経験をもとに、住環境やご利用者様の身体状況、ご要望に応じた最適なプランをご提案いたします。
階段の昇降に不安を感じている方や、車いすのまま段差を安全に移動したいとお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。