札幌市は、世界有数の豪雪地帯として知られています。
このような地域の外階段は、積雪や凍結の影響を受けやすく、転倒事故のリスクが大きくなります。
そのため、高齢者や障がいをお持ちの方の安心・安全な暮らしには、早めの備えが重要です。
本記事では、札幌市で屋外用いす式階段昇降機を設置したK様邸の事例を紹介します。
K様邸はご両親と娘さんの三人暮らしで、1階が車庫、2階と3階が居住スペースという構造です。
70代のご主人は脳血管障害により入院中で、リハビリに励んでおられます。
年明けの退院を予定しているものの、片麻痺が強く、玄関前にある13段の屋外階段の昇り降りが課題となっていました。
退院しご自宅での生活を再開するためには、外階段の安全対策が不可欠です。
そこでK様のご家族は、リフォーム事業者様を通じて、外階段へのいす式階段昇降機の設置について当社へ相談されました。

▲設置前の外階段の様子
札幌市のような豪雪地帯で屋外に階段昇降機を設置する場合、雪対策として風除室を設け、その中に屋内型の階段昇降機を設置するケースが一般的です。
しかし、K様邸では次のような条件がそろっていました。
・屋外階段の下部まで屋根がかかっている
・冬季でも雪の吹き込みは階段2段目程度まで
・娘さんが除雪作業を行える環境がある
これらの条件を総合的に検討した結果、当社ではK様邸の環境であれば、屋外用いす式階段昇降機でも十分に対応できると判断しました。
今回の事例で設置した機種は、屋外用・直線階段用のいす式階段昇降機「KS-C」です。
いす・レールのどちらも耐久性に優れた機種で、屋外環境にも耐えられるように設計されています。
・耐久性の高いビニールレザーを採用
・レール出幅が10cmのスリム設計
・折りたたみできるコンパクト設計
・乗り降りしやすい2段階のいす回転機能を搭載
・保護カバー付き(レールカバーはオプション)
・直感的に操作できる押しボタンスイッチ式を採用

▲下階 乗降位置

▲上階 左:停止位置 右:乗降位置(85°回転時)

▲上階 乗降位置(左:背面 右:乗車視点)

▲本体カバー・レールカバー装着時
設置後、ご主人が一時退院された際に、階段昇降機に試乗していただきました。
その結果、上階でのより安全な乗り降りを考慮し、手摺を追加で設置することになりました。
昇降機から立ち上がる動作を確認しながら、使いやすい位置に手摺を設置しています。
操作方法もすぐに理解していただき、ご主人と娘さんが笑顔で昇降機を利用される姿が非常に印象的でした。
豪雪地帯で屋外階段に階段昇降機を設置する場合、風除室内に設置するのが一般的ですが、屋外用いす式階段昇降機でも問題なく使用できるケースもあります。
北日本メディカルではこれまでに培ってきた豊富な経験をもとに、屋外型・屋内型のどちらが適しているかを含め、現地の環境や施主様のご要望に合わせた最適なご提案が可能です。
屋外階段へのいす式階段昇降機の設置をご検討中の方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。