階段の昇り降りが難しくなったときに頼りになるのが、階段昇降機です。
ただし、設置には以下の階段幅が必要です。
・直線階段:幅75cm以上
・曲線階段:幅80cm以上
「うちの階段は狭いから無理」と諦める方もいるかもしれませんが、工夫次第で基準以下の階段でも設置できるケースがあります。
今回は、住宅改修で階段幅を広げて階段昇降機を設置したK様邸の事例を紹介します。
K様邸は3階建ての木造住宅で、1階が車庫、2階と3階が居住スペースです。
ご夫婦の二人暮らしで、奥様は脳梗塞により入院されています。
医師の診断では、右半身に麻痺が残り、階段の昇り降りに介助が必要になるとのことです。
自宅での生活を続けるには、住宅環境を整備する必要があることから、階段昇降機の設置を決断されました。
奥様が退院されるまでに対処が必要だったのは、1階の車庫から2階の居住スペースへと続く直線階段です。
しかし、この階段の幅は73cmしかなく、直線階段用の機種を設置するのに必要な75cmの基準を満たしていませんでした。
さらに建築基準法では、確認申請が必要な場合、階段昇降機を設置した後の有効幅を75cm以上確保しなければならないと定められています。
このような背景から、階段昇降機の設置の前に、階段幅を拡張する必要性がありました。
K様邸では、階段の幅を広げるために車庫の天井のコンクリートスラブを切り広げ、新たに階段を架け替えました。
この工事により、78cmの階段幅を確保しています。
同時に手すりや扉の敷居の撤去を行い、さらに上下階に開き戸を設けて冬場の冷気を防ぐ断熱対策も実施しました。
なお、改修工事はK様のご親戚の大工さんが担当しました。

▲住宅改修後の階段の様子
今回設置した機種は、直線階段用いす式階段昇降機「エスコートスリム」です。
この機種はレールの出幅が10cmと非常にスリムで、本体も折りたたむとわずか25cmです。
狭い階段でも通行スペースを確保できるため、家族全員が快適に利用できます。
また、建築基準法では昇降機のレール高が50cmを超えない場合、レール出幅の10cmは無い物
として扱われる緩和規定が有りますので、780cm-出幅10cm=68cm+緩和規定10cm=78cm
という階段に設置したことになります。(手摺りも階段に設置する場合、壁から10cm以内なら同じ規定があります)

▲設置後の下階の様子

▲設置後の上階の様子
これらの特長から、K様邸のようにスペースが限られたお住まいにもぴったりのモデルです。
他にも以下のような特徴があります。
・5色のカラー展開
・2段階のいす回転機能
・ひじ掛けと足のせ台が連動
・安心の自動停止機能を搭載
・上下階「呼び送りスイッチ」で介助者も楽
・誤動作を防ぐキースイッチ式を採用
奥様の退院日には、ソーシャルワーカーやケアマネジャー、介護福祉士が立ち会い、階段昇降機の使い勝手を一緒に確認する予定です。
当社では、「エスコートスリム」の在庫を常時確保しており、約7営業日で設置できます。
今回の事例では、退院日までに設置を完了できたことで、K様ご夫婦の安心につながりました。
このように迅速な対応ができるのは、当社の強みのひとつです。
北日本メディカルは、これまでに2,700件以上の納入実績があります。
この豊富な経験と専門知識を生かし、建築基準法に準拠した最適な設置プランをご提案します。
「階段が狭くて無理かも」と感じている方も、まずはお気軽にご相談ください。
北日本メディカルが、安心の住まいづくりをサポートします。