高齢化が進む現代社会では、企業にもバリアフリー化の取り組みが求められています。
なかでも階段は、障がいや病気を抱える方が負担を感じやすく、転倒のリスクもある場所です。
そこで本記事では、会長の健康上の理由をきっかけに、いす式階段昇降機を設置した株式会社相澤工務店様の事例を紹介します。
株式会社相澤工務店は、昭和56年に設立された北海道北見市に拠点を構える企業です。
主な事業内容は以下のとおりです。
・新築工事
・リフォーム工事
・土木工事
・外構工事
長年にわたり、地域の暮らしを支えるパートナーとして住宅に関わる幅広い事業を手掛けています。
今回の事例で、階段昇降に悩みを抱えていたのは会長です。
会長は頸椎に病気を抱え、手足に痺れがある状態です。
その治療のために、先日まで入院して手術を受けていました。
退院後の歩行には杖が必要で、階段の昇り降りは手すりを頼りにゆっくりと行っています。
同社の事務所は2階にあり、1階の入口からは18段の直線階段を昇る必要があります。
幅158cmと広い階段ですが、会長の大きな負担となっていました。
▲設置前 左:全体の様子 右:事務所前の様子
また、事務所では薪ストーブを利用しており、従業員が不在の際には会長自ら薪を持ち運ぶ必要があります。
薪を持った状態での階段の移動は危険を伴うため、いす式階段昇降機を設置することを決断されました。
今回設置した機種は、屋内用直線タイプの「エスコートスリム」です。
エスコートスリムの特長は以下のとおりです。
・コンパクトなスリム設計
・2段階のいす回転機能を搭載
・上下階に呼び送りスイッチを設置
・足のせ台はひじ掛けと連動
・自動停止機能を搭載
・インテリアに合わせやすい5色展開
これらの特長により、安心感と快適さを両立しています。
▲エスコートスリム
▲設置前後の比較
▲2階 左:停止位置 右:折り畳み時
▲いす回転時 左:55度回転時 右:85度回転時
今回は直線階段のため、直線タイプのモデルを設置しました。直線タイプを選択するメリットは、主に以下の2つです。
・納期が短い
常に在庫を確保しているため約7営業日で設置できます。
・コストを抑えられる
曲線タイプに比べて費用を大幅に削減できます。
設置費用については、「階段昇降機価格一覧」の記事をご参照ください。
会長が手術を終えて退院されたのは、設置工事のわずか2日前のことでした。
設置後に試乗された際には、「頸椎を悪くしてから昇降機が欲しくて仕方がなかった。ようやく設置してもらい安堵している」と話されていました。
また、これまでは階段の負担から会社に来るのが億劫に感じることもあったそうですが、「これで会社に来るのが楽しみになる」と喜ばれていました。
このことから、いす式階段昇降機の設置によって、会長の心身への負担が軽減されたことが伺えます。
近年は、誰もが働きやすい環境を実現するために、バリアフリー化が企業にも求められています。
しかし、エレベーターを後付けするとなると、設置場所の確保や高額な設置費用が課題になりがちです。
その点、いす式階段昇降機は既存の階段に設置できるので、大がかりな工事をせずとも階段のバリアフリー化を実現できます。
いす式階段昇降機にご関心のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。